赤ちゃんはどのくらいなら汗をかいても大丈夫?夏の暑さ対策はコレ!
暑くなってきて、髪の毛が汗でずぶぬれ・・・(゚∇゚ ;)!?
うちの子だけ?
こんなに汗をかいて、大丈夫なのかな?
脱水になるんじゃないかって心配><
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赤ちゃんの大量の汗、、、、
大人はそれほど暑くないのに、シャワーを浴びたかのように、汗をかいていてびっくりされていますか?
赤ちゃんは基本的に汗っかきです。
あんなに汗をかいても大丈夫なのでしょうか?
それとも冷房などで室温を調節した方が良いのでしょうか?
脱水や熱中症になっても心配ですし、赤ちゃんは物を言いませんから、暑さを我慢させているのではと心配になりますよね。
寝汗もすごくてクーラーをつけようか、冷えると良くないので付けないほうが良いのか?と悩まれるママもおおくいらっしゃいます。
赤ちゃんが、快適に過ごせるようには、どうしたらいいのでしょうか?
夏の暑さ対策をまとめてみました。
まずは、赤ちゃんはどうしてたくさん汗をかくのか、調べてみました。
Contents
赤ちゃんはが汗かきな理由は?
Original update by:写真AC
赤ちゃんは、どうしてあんなに汗をかいてしまうのでしょう?
まず、人間が汗をかく仕組みからご説明します。
ヒトが、汗をかく目的は体温調節です。
運動をして体温が上がったり、暑い外気に触れると、体の外に、体温を逃がす事で、体の中の熱量のバランスを図ろうとします。
この熱の排出に一役買っているのが「汗」です。
汗をかく事によって、体の中の熱を放出し、体温調節しているのです。
では、どうして赤ちゃんは、たくさん汗をかいてしまうのでしょう?
これは、赤ちゃんの「汗腺」の数に秘密があります。
「汗腺」とは、汗を分泌する穴(腺)を指します。
汗腺は、大人でも、平均、200万~500万個あると言われています。
実は、これと同じ数の汗腺が赤ちゃんにもあります。
大人と比べると、赤ちゃんの体は小さいですよね?
赤ちゃんの体は大人に比べて表面積が少ないのに、汗腺は大人と同じ数あるのです。
ということは、汗腺のある箇所の密度が高くという事になります。
そうなると、大人に比べ、赤ちゃんが、汗びっしょりになっているのが頷けます。
大人と同じ量の汗をかいていても、表面積が少ないので、たくさん汗をかいているように見えるというわけです。
これが、赤ちゃんがたくさん汗をかく原因です。
また、赤ちゃんは、私たち大人よりも、新陳代謝が活発です。
ですから、その分大人よりも多く汗をかいていて、およそ2倍と言われています。
ただでさえ汗をたくさんかいているように見えるのに、かいている汗は大人の約2倍となると、赤ちゃんが汗をたくさんかいて、当然ですね(^^)
しかし、
- シャワーを浴びたようにびっしょりになってしまう。
- 夜中に何度も着替えをしている
こういったママは
脱水にならないのか?
熱中症にはならないのか?
と心配になって当然ですよね。
こんなに汗をかいてもいいものなのでしょうか?
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こんなに汗をかいても大丈夫?
全身、汗でびっしょりになってしまう赤ちゃん。。。。
赤ちゃんは汗かきといえど、こんなにびっしょりになるほどかいても大丈夫?
結論から言うと、大丈夫です !
汗は、体温調節のためにかいています。
ですから、赤ちゃんが汗をかいていたら、体温調節の機能がちゃんと働いている証拠なんです(^^)
心配いりません!
実は、ヒトの持つ汗腺には2種類あります。
- 働く汗腺
- 働かない汗腺
働く汗腺を「能動汗腺」といいます。
生まれた時は、どの赤ちゃんも、能動汗腺がありません。
生後2週間くらいから、能動汗腺がだんだんと発達していきます。
上に出てきたように、運動や気温などで、体温調節をする時に汗をかく仕組みがあります。
その汗をかく時に、能動汗腺がどんどん作られます。
そして、だいたい3歳頃までに、その人の持つ能動汗腺の数が決まります。
たくさん汗をかくと、その分だけ能動汗腺が作られます。
実際、寒い地方と、暑い地方で育った人には、能動汗腺の数の違いが見られます。
- ロシア人で約180万個
- 日本人で約230万個
- フィリピン人で約280万個
暑い地方の人は、たくさん汗をかけないと体温調節ができませんから、能動汗腺がたくさん必要になります。
汗をたくさんかく事を心配し、常にエアコンなどで冷えている状態にしてしまうと、能動汗腺の数が少ないまま大人になります。
成長してから、熱中症になるなどのリスクが高まります。
一方、能動汗腺が多ければ、たくさん汗をかくことができ、それだけ暑い気温に耐えうる身体となります。
ですから、赤ちゃんが汗をかいている時は、能動汗腺を作っている証拠!
汗は、たくさんかいていいんです(^^)
ただし、心配な汗もあります。
- 汗の量が急激に増えた。
- 顔が赤く元気がない。
- 汗がベタベタとしている。
- 発熱をしている。
- 何かがいつもと違う。
こういった場合は、何かが起きている可能性がありますので、小児科に行きましょう。
また、たくさん汗をかくと、その分、脱水症状になる心配は実際にあります。
赤ちゃんは、大人のような、ちょっと喉がかわいたからと、自分で水分補給をする事ができません。
汗をかいているなーと思ったら、こまめに母乳やミルクを与えたり、麦茶や白湯などを与えましょう。
赤ちゃんが汗をかいてよいとわかって一安心。
しかし、あまりに寝汗がひどく、毎晩赤ちゃんの着替えをしているお母さんもいます。
これでは、赤ちゃんも熟睡できないし、お母さんが疲れてしまいます。。。。
赤ちゃんもお母さんも、快適に過ごせる寝室の温度はどうしたらよいでしょう?
寝汗がすごい赤ちゃんに適した寝る時の室温は?
Original update by:写真AC
全身びっしょりになって寝ている赤ちゃん。。。。
寝室の室温が合わないのでしょうか?
赤ちゃんが寝ている時に最適と言われている室温は、26℃〜28℃といわれています。
最初に部屋を冷やしておいて、2時間くらいでオフにできるよう、タイマーをセットしておきましょう。
エアコンがオフになると、大人が暑くて耐えられない。。。。
そんな場合は、高めの28℃くらいに設定して、2時間以上長くつけても大丈夫です。
また、扇風機の活用の方法もあります。
ただし、扇風機の風が、直接赤ちゃんに当たらないようにしましょう。
汗をかいた状態で、扇風機の風が当たり続けると、当然身体が冷えすぎてしまい、赤ちゃんには危険な状態となります。
こちらも、首振りにしてタイマーにするなど、注意が必要です。
また、赤ちゃんは、汗をかいていても、比較的手足が冷たい事が多いです。
胴体部分が暖かければ心配ありません。
胴体部分も冷たくなってしまっているようでしたら、これは冷えすぎのサインです。
たまにチェックしてあげましょう(^_−)−☆
また、両手万歳で寝る赤ちゃん♡
この時、手足が外気の温度のセンサーとして働いている役割もあります。
手足をすっぽり隠してしまうと、センサーがうまく働かず、ただでさえ上手でない体温調節がもっと難しくなってしまいます。
手足はそのままで、おなかにタオルケットをかけてあげる程度にしましょう。
では次に、汗を書く事によって発生する問題。。。。(ー ー;)
汗疹や脱水、熱中症などの、対策をご紹介いたします。
夏に気を付けるポイントと対策はコレ!
Original update by:写真AC
赤ちゃんが汗をかくのは普通のこと。
そして、体温調節の練習にもなっています。
しかし、汗疹や脱水症状など、気をつけなければならない事がたくさんあります。
気をつけるべきポイントをまとめてみました!
- 汗疹対策
- 夜中の着替え対策
- 脱水症状・熱中症対策
- 夏のお出かけの持ち物
汗疹はどうしてできるのでしょう?
たくさん汗をかいた時に、汗の通り道(汗管)が詰まってしまい、皮膚の内部に汗が溜まってしまうことです。
これが水ぶくれになり、かゆみを伴います。
掻きこわしてしまうと、炎症を起こし、赤い湿疹になります。
ですから、予防策は、汗をかいたらこまめにシャワーで流すことです。
石鹸を使わなくていいので、しゃーっと流すだけでも効果があります。
時間がなかったり、外出時などは清潔な濡れタオルで拭いてあげるのもよいでしょう。
掻きこわしてばい菌が入ると、トビヒになる恐れもあります。
あまりに痒いようでしたら、トビヒになる前に皮膚科を受診しましょう。
夜中に汗びっしょりになってしまう赤ちゃん。
夜中に何度もシャワーはできませんよね。
着替えだけでもお母さんは疲労困憊です。
その時に、汗取りパットが役立ちます。
素肌と肌着の間に挟むようにして使います。
汗をかいていると思ったら、赤ちゃんを着替えさせることなく、これをぱっと抜き取るだけ。
また、寝ているときだけでなく、着替えができないお出かけの時や、密着する抱っこ紐の時などにも役立ちます。
赤ちゃんの体の約80%は水分と言われています。
このうちのほんの数%が失われただけで、脱水症状になってしまいます。
汗をかくと水分が失われますが、ナトリウムやカリウムも同時に失われていきます。
このことにより、身体の中のミネラルバランスが崩れ、頭痛や吐き気、全身倦怠感などを伴う場合を熱中症と呼びます。
赤ちゃんは、身体が小さい分、大人が大丈夫だと思っていても、急激に悪化することがあります。
大人が大丈夫だと思っても、赤ちゃん用イオン水などで、喉が渇いてなくてもこまめな水分補給をしましょう。
また、散歩やお出かけは、できる限り気温が高い時間(11時~15時)は避けましょう。
- 帽子
嫌がる赤ちゃんは多いかもしれませんが、夏の日差しは赤ちゃんにとっては強烈です。
つばの広いものを選び、直射日光ができるだけ当たらないようにしましょう。
- 保冷シート
ベビーカー用や抱っこ紐用で保冷シートが売っています。
こちらは、アイスノンや保冷剤と違い、凍らせてもカチカチにならず、柔らかいジェル状を保ちます。
赤ちゃん用の保冷シートですと、絶妙な25℃前後を保ってくれます。
冷えすぎ防止にもなる優れものです。
- 凍らせたペットボトル
凍らせたペットボトルは常に持っておきましょう。
首筋や脇など、短時間で局所的に冷やしてあげたい時に有効です。
万が一の水分補給にも役立つ優れものです。
- うちわ、扇子
こんなもの。。。。と思うかもしれませんが、あると便利です!
赤ちゃんのこともあおいであげれますし、ママにもおすすめです(^^)
扇子は、小さくコンパクトになりますから、いつもバックに入れておきましょう(^_−)−☆
- 赤ちゃん用イオン水など
脱水症状や熱中症予防に、必須と言えます。
完全母乳のお母さんでも、どこでも授乳できるかといえばそうではありません。
水分補給をしたいときにすぐに自由にできるように、必ず持って行きましょう。
まとめ
シャワーを浴びたかのように、汗びっしょりになってしまう赤ちゃん。
これは普通のことです。
大人に比べ、新陳代謝が活発なので、大人の約2倍の汗をかくと言われています。
また、身体の表面積は小さいのに、大人と同じ汗腺の数を持っていることから、たくさん汗をかいているようにも見えるんですね。
たくさん汗をかくと心配になりますが、汗をかくことによって能動汗腺が作られ、将来的に使う能動汗腺の数が増え、暑い気温でも耐えうる身体となります。
いわゆる体温調節の練習です。
ですから汗はかいても大丈夫(^_−)−☆
心配な方は、体温を測ってあげましょう。
また、全身の様子を観察し、おかしいと思ったらすぐに小児科に行きましょう。
ただ、汗をかくことにより、脱水症状になるのは本当です。
こまめに水分補給をしましょう。
赤ちゃんが寝ている部屋の温度は26℃〜28℃が理想です。
エアコンや扇風機のタイマーを活用しましょう。
また、寝汗の対策として、全身の着替えが不必要な、汗取りパットをおすすめします。
赤ちゃん専用保冷シートなどもありますので、グッズを使って、暑い日本の夏を乗り切りましょう(^_−)−☆
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